写真●モバイルアイアン・ジャパンの柳下幹生代表
写真●モバイルアイアン・ジャパンの柳下幹生代表
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 モバイルアイアン・ジャパンは2011年5月18日、戦略説明会を開催した。同社はスマートフォン管理ソフト大手である米モバイルアイアンの日本法人である。モバイルアイアン・ジャパンの柳下幹生代表は、「モバイルデバイス管理(MDM)分野の技術は進化している。企業が戦略的にスマートフォンを使う上で不可欠なインフラになる」と話す(写真)。

 モバイルアイアンが販売するのは、MDMソフト「モバイルアイアン バーチャル スマート デバイス プラットフォーム」。AndroidやiOSなど複数種類のスマートフォンを、遠隔で管理できるのが特徴だ。

 柳下代表は、「紛失したスマートフォンを遠隔からロックしたりデータを消去したりできるのは、MDMソフトとしては当然だ」と指摘する。「これから企業が本格的にスマートフォンを活用するうえでは、きめ細かいアクセス制御機能やアプリケーション配信機能が必要。海外での実績を生かし、国内の企業にこれらの機能を提供していきたい」。

 モバイルアイアンは、ソフトウエアをソフトバンクBBを通じて販売する。またシーエーシーが、スマートフォン管理のサービス「C-nu@ge MDM」の基盤として、モバイルアイアンのソフトウエアを利用しているという。